りはくる小幡です
今月初旬。りはくるの様子
りはくるでは、外出もリハの一貫です。
一人一人に外出の目的を考えています。
ある中学生の目的。それは、プランニングする力〓計画する力を高めることです。
私たちの生活はあらゆるプランニングにあふれています。
朝何時に起きるか、どんな服装にするか、いつ歯医者さんにいくか、何時に寝るか。
ジャングルジムで次にどっちの手(足)を動かそうか(←こんなこともプランニング?!)。。。
私たちは常に次の行動・次の予定にうまく繋がるようにプランニングしているのです。
今日の中学生、次回外出のプランニングを作業療法士岡田と考えました。
パソコン2台使って、二人は真剣です。
プランニング中も、お子さんがつまずく部分を評価し、ちょっと手助けをしながら一人で計画をたてる経験をしていきます。
時間の感覚がつかみにくい子、距離の感覚がつかみにくい子、金銭感覚がつかみにくい、やりたいことが思い浮かばない、、、こうしたらいいんじゃない?という提案に考えを切り替えることが苦手、何が必要か考えることが苦手など、つまずくポイントは人それぞれです。
たった1つの外出計画も、将来大人になったときの「生活をプランニングする力」に繋がります。
今日の岡田は、会話の中に上手にSSTを取り入れていました。
車の中でトイレに行きたい子が出てきちゃうかもしれない。どうしよう?
みんなからはぐれてしまうかもしれない。どうしよう?
会話の中にさりげなくSSTを取り入れ、子どもたちが思ったことをそのまま言葉に出せる雰囲気作り。
私は隣の部屋で会話を聞いていましたが、本当にいい雰囲気でした。
子どもの素直な言葉に+αでいい方向に導く岡田。
それもいいね。今回はそれを持っていけないから、どうしたらいいかなぁ。
○○君はそれでいいね。この時は△△ちゃんも一緒だけど、△△ちゃんには無理かもしれないから、、、どうしたらいいかなぁ。
お子さんが自分を責めることなく「ほんとだ!そこも気にしなきゃ!」と発見しながら、意欲的に過ごすことができました。
この空気感は、知識や技術だけでなく、作業療法士岡田の持っている優しい雰囲気があって成り立つもの。岡田だからできた支援。
私たちは、常に知識や技術の向上を意識してお互いに切磋琢磨しながら日々の支援に向き合っていますが、
それだけではなく、
自分の個性のよさに気づき、それを強みにかえ、個性を活かしてお子さんの支援ができるようになれたらいいな
と思っています。
おわり。