こんにちは!
言語聴覚士の加藤です。
今日は、言語訓練での様子をお伝えします😊
主に個室で行い、さらに2人で過ごすことが多いため「言語訓練って何してるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
こちらは、あるマンガが大好きなお子さんとの写真です。
いつも登場するキャラクターの特徴を熱心に説明しようとしていました。そこで、どうすれば上手く伝わるかな?と考え、特徴を「身振り」と「言葉」で話す作戦に!
好きなことを「伝えたい!」というお子さんの気持ちが「身振り」や「言葉」になりました😊
こちらは、「こんな時どうする?」と想像してみた時の絵です。
「自分」のことではなく、「お友だち」の気持ちを想像し、そんな時に「わたし」はどうしようかな?何と言おうかな?と考えました。
コミュニケーションには「相手」がいます。
「相手」の思いや状況を想像したうえで、自分の行動や言葉を考えなくてはいけません。
お子さんは「わたしが経験したことがあるからきっと友だちもこんな気持ちかもしれない」と想像していました。
かけっこで負けてしまい、悲しい気持ちになっている友だちに「もう一度みんなで走って、みんなで一番をとる」とみんなで1位の表彰台に立つ絵を描いてくれました。
答えはありません。お子さんの気持ちに心があたたかくなりました。
そして、お買い物に出かけることもありました♫
勇気を出して店員さんに話しかけることができたお子さん、値段を計算して自分でお金のやり取りをできたお子さん。
みんな帰り道は満足げな表情をしていました。
言語訓練の先には、訓練の部屋を飛び出して、お子さんの生活のなかに「言葉」「コミュニケーション」が生きることだなあと改めて感じました。
みんな素敵ですね。
おまけ
寒いけれど、なんだか忙しないけれど、12月も走りぬけよ〜う!と元気をもらえそうな岡田先生でした😊
おしまい