小幡です
ある日のりはくる
まとまりのある元気な声
ゾウのお部屋をのぞいてみると・・・

「じゃあー、次は○○くん!」
「次はーーー長谷川先生!!」
杉浦先生のかけ声に合わせてみんなが動き出します

走り終わると・・・

杉浦先生の周りに自然と集まるみんな
「楽しかったーーー」
なんというまとまり・・・
思いっきり身体を動かした後は

トイレに行って、手を洗って

ハンカチがないときは、先生のお部屋で借ります
困ったと思った時は「困った」って言っていい
人は助け合って生きるものだから
大人が頼れる存在であると知ってほしい

その後は座って活動
思いっきり身体を動かしたあとだから
覚醒水準がなんだかみんないい感じ
「体を動かして発散すると集中しやすい」と
よく聞くけれど、
体の動かし方によっては覚醒水準が高まりすぎて
集中しにくくなったりするから難しい
杉浦先生と長谷川先生の織りなす空間
素晴らしかったです
かたくりこ

興味深く早速片栗粉と出会う子・・・
感覚から入ります

慎重に見極める子・・・
こういう活動をすると、なぜか支援者には
「触れさせたい・・・」という気持ちがうまれてしまう
でも
感覚って人それぞれ
私たちはそれを大切にしています
大事なことは
自分なりの出会い方を発見すること

気になった時はお手拭きですぐふける
それが分かれば、、、片栗粉と出会ってみたい
うわぁ・・・なんだきみは・・・

スプーンで混ぜてみると
片栗粉 と 水 が 混ざる様子 に 出会えた
へぇーーー おもしろいところがあるじゃないか
知的機能とリンクさせながら感覚と出会う子

一回手を洗ったけど、、、もう一回やってみたい
杉浦先生と研究
ふむふむ なるほど ひらめいた
感覚ー運動ー認知機能が連動する体験にわくわくが止まらない子

感覚機能としての出会いからはじまって、
指のボディイメージや運動機能とつなげる子・・・
みんながそれぞれの方法で「かたくりこ」と出会えました
「触れること」を目的にしてしまうと
支援が変な方向にいってしまいます
訓練・練習・我慢・・・そんな言葉がうまれてしまう
そして
子どもたちにとって「かたくりこ」との出会いが
「ネガティブな経験」になる時もある
大人は大きくて、強くて、怒ったら怖いから、、、
「触れ」と強く伝えられたら、自分の気持ちを押し殺して
その人がいる時は触るようになる子もいるかもしれない
でもそれって健全な育ちじゃない・・・
感覚ってそういう風に出会うものではありません
子どもたちの行動の背景には必ず理由があります
祐愛では、
感覚機能、運動機能、認知機能などの医学的な要因と
環境要因の相互作用に着目し、
在籍する専門職がそれぞれの知識や技術を集結させて
評価します
祐愛の支援は、
子どもたち自らがどう伸びようとしているのかを
客観的な根拠と照らし合せながら見つけて
そこを後押しします
「苦手ならやらなくていい」
そうやって割り切っているわけでもありません
こんな出会い方はどうかしら!?
いい出会いが子どもたちにたくさん訪れてほしい・・・
そんな気持ちで私たちは
日々利用してくれるお子さまの活動を考えています
いつもありがとうございます
これからもよろしくお願いします
おしまい
