りはくる小幡です
先週のリハビリについて。
目的は「力を入れていることを実感すること」でした。
「力を入れること」ではなく「実感すること」。この二つは何が違うのでしょうか。
①力を入れることができると、一人でできることが増えます。歩いたり、走ったり、跳んだり。
②実感することができると、みんなと一緒にできることが増えます。手を繋いで歩いたり、よーいどんで走ったり、運動会でみんなと一緒に跳んだり。
作業療法士国枝は考えました。。。
みんなが実感するためにはどんな声かけがいいかな、設定がいいかな、流れがいいかな。。。
足元がほそーくなってると、足元を意識する実感わくかな
反動を利用して、全身に圧がかかると体の動きを楽しく実感できるかな
重心を落として移動すると体の重みが手足にかかり、自分の手や足の動きを実感するかな
動いていればいいのではなくて、本人が「やっている感」を持てているのかどうか、評価しながら進めていくことができました。
「自分で動いてるんだから実感してるはずでしょ」
いいえ。違います。
細かく見ると、
動く主役は運動機能。
実感する主役は感覚機能。
それぞれの機能が連携して人の行動を司っていますが、細かく見ていくと違う機能です。
作業療法士國枝が、この日、目指していたこと。
それは、単なる運動機能の向上ではなく、感覚-運動機能の向上でした。
子どもたちがりはくるで過ごす時間はわずかですが、なにか1つは「やった実感」を脳に経験させておうちに帰っていってもらえるよう、私たちは努力していきます!
おわり。