こんにちは。作業療法士の木下です。

今年度もあと少し。Aグループではこのメンバーで最後の外出に行ってきました。

今回は子どもたちだけで話し合いをして1から外出プランを立てていきました。

事前に外出先を調べてくる、話し合いで自分の意見を言う、友達の意見を受け止める、みんなが納得のいく方法を考える、わからない時は調べる…

話し合いをするだけでもいろいろな力が必要です。

今までは大人が決めてくれていたこと、自分の意見が通るのが当たり前だったことも多いはず。

でもこれから成長して行動範囲や友人関係が広がった時、自分でなんとかしないといけない時がくるかもしれない。

Aグループでは子どもたちが自ら行動できるよう、大人は最小限のフォローをして見守っています。大人がやればすぐ終わることかもしれないけれど、子どもたちが行動したり、考える時間を奪ってしまわないように。どれだけ時間がかかっても子どもたちが経験することを大切にしています。言われただけではわからないことはたくさんあります。だから経験して覚えていく。自信をつけていく。その経験や自信は次の行動に繋がります。

最初はなかなか進まなかった話し合いも、今はさくさく進むようになりました。率先して進行をしてくれる子、ホワイトボードに書いてくれる子、お休みの子のことも考えてくれる子…

自分ができることを考えて動き、友達のことを思いやれるようになりました。

 

外出後

『みんなそろっていけてよかった』

と感想を書いてくれた子がいました。

友達とお出かけする楽しさが実感できたかな?

ここいる以外でも友達と遊びに行ったり、友達と上手く付き合っていく方法を考えるきっかけになればいいなと思います。

 

おしまい。

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